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デグーに果物(みかん・りんご・バナナ・ぶどう等)を与えることについて徹底解説

ざっくり言うと

デグーに果物を与えてもよいですか?→与え「すぎ」ないほうが良いです

デグーは牧草とペレットを与えていれば十分健康な生活を送れます

デグーに果物は糖分が多すぎるので糖尿病や虫歯などのリスクがあります。与え「すぎ」ないほうがいいですね。

デグーに果物を与えても大丈夫?デグーは果物を食べることができるの!?

三度の飯よりも果物が好きな人『私は果物が大好きなんだけど、デグーって果物を与えることができますか?デグーと一緒においしい果物を食べたいなぁ♪』

残念ですが・・・デグーはあなたの期待に応えることはできないでしょう。

今回は、『デグーが果物を食べることができるのかどうか?デグーに果物を与えても大丈夫か?』といったテーマでのお話をしていこうと思います。

デグーを飼育している皆さんは、果物を与えたことがありますか?デグーに果物を与えてみたいと思ったことがありますか?私たちが美味しく食べるようにデグーも美味しく果物を食べる事ができる、そのように考えている方がいたら、ちょっと危ないかもしれないです。

前提:我が家では果物は与えていません

「まず最初に、このブログの管理人さんは飼育しているデグーに果物を与えているんですか?」

まず最初に、前提として、我が家のデグーは現在、飼育をはじめておよそ1年と数ヶ月が経過しようとしていますが、我が家では飼育しているデグーに果物を与えていません。というよりも、我が家のデグーには一度も果物を与えたことがありません。

一度もデグーに果物を与えたことはありませんが、我が家のデグーは至って健康体です。飼い主の私にもしっかりと懐き、とても元気でもあります。果物を与えていないからといって、虚弱体型である、といったことも一切ありません。

つまり、そもそもデグーには果物を与えなくても大丈夫である、ということです。いや、むしろ、デグーには実は果物を与えてはいけないのです。与えてはいけない・・・与えては・・・いけ・・・ない?

いや、正確には、与えすぎてはいけない、といったほうが正しいかもしれません。

実際にデグーに果物をあたえている方もたくさんいらっしゃいますし、論文でもデグーに糖の多い果物をあたえても血糖値の上昇は一時的なもので時間が経てば平常時に戻る、というデータも出ているので、適量であればデグーに果物をあたえても良いかと思います。

しかし私からはおすすめすることはありません。毎日デグーに果物をあたえ続けるようになれば、デグーは甘い果物しか食べない偏食のデグーになってしまったり、糖尿病にはかからなくても虫歯にかかるリスクは大きくなってしまいます。個人的にはやはりデグーに果物はあたえないほうがベストだと思っています。

糖を多く含むので糖尿病だけでなく虫歯などのリスクがあるからむやみに与えるべきではない

果物にはたくさんの糖分が含まれています。糖が多く含まれていると、虫歯や糖尿病にかかるリスクが上がることは自然なことだと思います。とくに、デグーは昔から「糖を分解する能力が低く、糖尿病になりやすい」と言われてきました(※しかし現在ではこの説を打ち破るような論文も出ています、詳しくはこちら)。

以前まではデグーに糖を1ミリもあたえてはいけない、というような意識が非常に強かったですが、最近では、少しくらいはデグーに糖の含まれている食べ物をあたえても大丈夫、という動きが出てきています。実際私も、完全にデグーに与える食べ物から糖を0にすることは出来ないと思っているので、この意見には賛同します。

適量であればデグーに糖の含まれている食べ物をあたえても問題無いかもしれません。しかし、やはり糖の多く含まれている食品、特に果物にはたくさんの糖が含まれているので、果物を沢山あたえ続けるのは実際どうなのかな、とは思います。果物をあたえなくても、デグー用のペレットにはデグーが健康に育つために充分な栄養が含まれているので、やたらと果物などを与えないほうが良いような気がします。

ちなみに、デグーの飼育書「デグー完全飼育」では、デグーの食事に関して以下のような記載がなされています。

野菜、薬草やハーブのほかにデグーに与えることができるものには、穀物、果物や種実類があります。多くのデグーにとって大好物の食材です。

しかし、与えすぎると肥満になるなど、デグー本来の「粗食」からは離れた食事メニューだということも理解しましょう。食べたがるからといってどんどん与えていては、デグーの健康を守ることができません。糖尿病を心配するなら、なおさら与えすぎてはいけないでしょう。

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ここにも記載されているとおり、デグーは本来、「粗食」な動物です。(粗食とは「質素な食事」という意味です。)デグーはもともと、アンデス山脈の食料が限られている地域に暮らしているため、豊かな食事を摂ってこなかったのです。飼育下であれば野生下よりも豊かな食事を与えても良いとは思いますが、それでも糖質の多い果物をたくさん与えることはデグーの体に負担となる可能性が高いです。

そもそも:デグーは牧草+ペレットのみで健康な生活を送ることができます

ここでそもそも論を提示するのも何なんですが、そもそもデグーはペレットと牧草があれば健康な生活を送ることができます。その証拠に我が家のデグーも基本的に食べ放題のチモシーをケージに設置し、適度なペレットを食べさせているだけですが、かなり元気にすくすくと成長してくれています。

また、果物を与えなくても、デグーはしっかりと飼い主にベタ慣れをしてくれています。デグーが懐くために、果物やおやつは絶対必要、という訳ではないんです。

生まれたてのデグーや生まれたてのデグーには、ヘルシーな牧草チモシーと、栄養の多く含まれた牧草アルファルファをミックスしてあたえ、更にカロリーの比較的高めなデグーセレクションなどのペレットを体重の5%程度与えるのがよいでしょう。

成年のデグーには、チモシーと粗たんぱく質が控えめなペレットデグー・プラスOXBOW エッセンシャル アダルトモルモットフードなどのペレットを適量与えれば、デグーにとって健康を維持するのに充分な食事を提供できると思います。

結論:デグーに果物は与えなくて良い。いや、与え「すぎ」ないほうがいい

今回の結論としましては、「デグーに果物は与えなくても大丈夫である。むしろ、デグーに果物は与えすぎないほうが良い」ということです。

デグーに果物を与えても、すぐに糖尿病になる、というわけではないかもしれませんが、やはり果物のような糖の多い食べ物を与えると虫歯や糖尿病のリスクは上昇します。デグーは基本的に牧草とデグー用のペレットだけで十分に健康的な生活をおくることが可能です。

デグーに果物を与えている飼育者さんはSNSなどでたくさん拝見するので、今回書いた記事に対しては賛否両論あるかと思います。しかし今回の記事はあくまでも私個人の意見としてお受け止めいただくことをご了承していただけると幸いに思います。

また、同じような食事を与えていても、デグーによっては虚弱な体質になってしまう(なっている)ことや太り過ぎてしまう(太り過ぎている)ことなど様々な異なる状況の変化があります。大切なのは、適材適所、このことだと思います。その時のデグーの状況に応じて、痩せ過ぎているのであれば栄養価の豊富な食事を、太り過ぎているのであればヘルシーな食事を提供してあげることが大切だと思います。

今回の記事が、あなたとデグーのより幸せな暮らしへのサポートとなれたら幸いです。

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